スマイルゼミの解約方法と注意点。退会後のタブレット活用方法。

スマイルゼミといえば、タブレット講座の第一人者。
目新しさから、我が家も幼児、小学生と契約してきましたが、
上の子供は、遂に小学生コースを解約することにしました。

スマイルゼミの解約方法は、幼児から中学生まで共通。
電話しないと解約できませんし、
料金システムの複雑さから、解約時に違約金を請求されちゃうパターンも有る。

我が家も実際、解約してみたら、
ちょっと思ってたのと違いましたので、
スマイルゼミ解約時の注意点を上げておきます。

解約方法は電話解約のみ

スマイルゼミは退会するにあたり、
「みまもるネット」へのログインを案内していますが・・・

会員ページへログインしても退会時の注意点が表示されるだけで、
オンラインでは解約できません。
コールセンターへ電話する必要があるのです。

フリーダイヤルですが、24時間営業ではなく受付時間10時～20時。
年末年始も繋がりません。

スマイルゼミでは一時休会という制度は無く、解約≒退会となり、
解約手続きをしなければ、中学卒業まで契約更新される仕組み。

解約期日は、月末までに解約手続きすれば、
翌月から解約が適応となる。

前月1日締め切りの進研ゼミ小学講座（チャレンジ）や、
前月3日締め切りのZ会に比べて良心的ですが、
どこも、月末は電話も混み合うので気をつけて。

解約時に聞かれた内容

我が家は、3月後半頃のお昼頃に電話をしたのですが、
混雑しているから後で連絡してくださいという自動応答で、強制的に一旦切られました。
繰り返すこと2回、しばらくお待ちくださいという自動応答で約10分ほど待たされて繋がりました。

解約に必要だった情報は、
スマイルゼミに登録した電話番号、
保護者の氏名、保護者の生年月日、子供の学年ですね。
解約の理由は必ず聞かれるようで「値段が高いから」と伝えました。

特に解約の引き止め、解約の引き伸ばしは有りませんでしたが、
コロナ下ということもあり、
授業のリモート化で加入する人が中、退会して大丈夫か？
みたいなことは言われました。えぇ・・・要らないお世話ですね。

丁寧な対応というよりも、
淡々とした喋り方をする人でした。
解約時の対応マニュアルが有るのでしょう。

電話後は、メールにて解約通知が届き、
スマイルタブレットのAndroidタブレット化方法の案内も有りました。

解約時の注意点&気づいた点

12ヶ月未満はタブレット代金が請求される

スマイルゼミは、入会時にタブレット代金10,978円を払っていますが、
これはあくまで、1年間契約するのが前提の割引価格です。

タブレット料金の正規料金は43,780円。
6ヶ月未満で解約した場合は32,802円の請求があり、
6ヶ月以上12ヶ月未満で解約した場合でも7,678円請求されます。
タブレット代金という名の違約金ですね。実質の1年縛りが有ります。

6ヶ月未満と7ヶ月以上では、差額が25,124円。
月額料金が5,000～7,000円なので・・・
入会後に即解約しても、半年継続して解約しても、
実際に払う金額は大差無いという。

対するチャレンジタッチは、初期費用も無料だし、
6ヶ月でタブレット代も無料となるので、実質の6ヶ月縛り。
月額料金もだいぶ違うけど、初期費用もだいぶ違うのです。

→【小学生】スマイルゼミとチャレンジタッチ徹底比較！両方契約して気づいた大きな違い。

前払いは割引額を差し引き返金となる

タブレットに12ヶ月縛りだけでなく、
月額料金も、6ヶ月や12ヶ月支払いでの割引が有るので、
月額料金を前払いしている人が多いと思います。

ただ、12ヶ月払いで、中途解約した場合、
残りの2ヶ月分が丸々戻ってくるわけでは有りません。

一括払いの期間内に退会する場合、

受講期間に応じた金額を差し引いてご返金いたします。

12ヶ月一括払いの料金は、あくまで12ヶ月契約することが前提の料金。
10ヶ月で解約した場合は、6ヶ月払いの割引が適応となり、
その差額が割引差額として引かれてから返金となるのです。
これは勘違いしている人多いと思う。進研ゼミも同じシステムです。

→ベネッセ通信教育の解約方法。こどもちゃれんじ・進研ゼミを退会する際の注意点。

我が子は、6ヶ月一括払いで、5ヶ月目で解約。
1ヶ月分だけ返金となったのですが、結局戻ってきたのは3,850円という半月分。
7,920円（毎月払い）－7,260円（6ヶ月一括払い）✕5ヶ月という計算。

スマイルゼミ 発展クラス 5年生　7月分：7,260円 × 1
継続割引(13か月目～)：-110円 × 1
割引差額：-3,300円 × 1
——————————————————————–
合計　　 3,850円（内消費税　350円）

単月払いより、半年払いの方が割引が効くけど、
途中解約しちゃったら、単月払いの金額で再計算されちゃうのね。
英語オプション「英語プレミアム」を解約した時は、
一括払いでも残月分まるまる返金されたのに・・・謎。

→スマイルゼミ英語プレミアムの評判レビュー。英語オプションを解約した理由。

あと、タブレット保証の「タブレットあんしんサポート」の年額3,960円は、
途中解約しても返金されません。

返金の際は、返金手数料も発生せず、
スマイルゼミの料金をクレジットカード払いしていた場合は、
直接クレジットカードへ返金となります。特に手続きが無いのはラクですね。

学習データは即見れなくなる

解約後は、みまもるネット、サポートが一切使えなくなるので、
子供の学習履歴等の成績データが一切見れなくなります。

みまもるネットにログインできなくなるので、
過去の学習情報、過去の子供の学習データが全て削除されるのです。
これはちょっとショックでした。最後に見たかったのに。

解約後は、スマイルタブレットの通信機能も機能しなくなるので、
タブレットにダウンロードしていた教材も一部が使えなくなります。

事前に教材ダウンロードしても、使えない教材は使えないし、
事前にダウンロードしていた教材も一部消えてました。

他社では、解約後も学年末まで教材が使えたりと、
猶予期間が有るのですけどね。

再入会は新規入会扱いとなる

退会時に子供の学習データは全て削除されるので、
再入会しても、またゼロからのスタートとなる。
解約前のデータは引き継ぎ不可能。これは理解できます。

そして、再入会する場合は、新規入会と同じ扱いになるので、
再びタブレットを購入するというルールです。

兄弟で、兄のタブレットを弟で再利用とかも無理だし、
友人や中古のタブレットを使って入会するのも無理。
入会時に一人一台、必ずタブレットを購入しないと駄目なのです。

かといって、休会制度は無いわけで。
じゃあ、もう一度タブレットを購入してまで入会したいかと言われれば・・・ね。
また同じタブレットで1年縛りされるのです。

解約後のタブレット活用方法

Androidタブレットとして使う

スマイルゼミタブレットは返却不要なので、
解約後は、Androidタブレットとして使うってのが一般的であり、
スマイルゼミでも、解約時にAndroid化の方法を教えてくれます。

タブレット右上にある「せってい（歯車アイコン）」をタップして、
端末情報の「タブレットのメンテナンス」を選択する。

タブレットのメンテナンスを起動しますか？と出るので、
「起動する」を長押し→「スマイルゼミの消去」して、
再起動したら「新しい端末としてセットアップ」でAndroidタブレット化が完了します。

Android端末として、Google Playアプリがダウンロードできるようになる。
Androidスマホ、タブレットと同じように使えるようになるわけです。

ただ、一旦Android化してしまうと、
今後スマイルゼミタブレットとしては使えなくなるので、
個人的には、Android化はオススメしません。
教材が消えるってのも有るけど、それ以外の理由も有ります。
工場出荷時の状態に戻す、初期化とも違うのです。

オフライン環境で過去講座の復習をする

スマイルゼミは、解約後も一部教材は消えずに使えます。
解約すると、通信を使った教材、機能は使えなくなりますが、
スマイルゼミには、元々「おでかけモード」があるわけで、
オフライン環境で、ダウンロードしてある教材が使えるのです。

そして、教材を残したままでも「Androidモード」機能は使えるので、
わざわざAndroid化しなくとも、
アンドロイドタブレット としても使えるってわけ。

アップデートすると教材が消えるという話を見かけましたが、
解約後にアップデートしても、残ってる教材は残ってましたし、
おでかけモードにしなくとも、できる教材はできました。

ただ、スマイルゼミ公式のアナウンスでは、
解約後の教材は動作保証外というスタンス。

過去の講座が学習できる場合がありますが、動作保証外となります。

いつまでも教材が使えるって保証は無いのです。

まぁ、WiFi接続を解除するなり、おでかけモードするなりしておけば、
不要なアップデートで、勝手に教材も消えることも無いのかなと。

フリマ（メルカリ、ラクマ）で売る

Android化しては駄目な理由。処分価格が下がります。
スマイルタブレットは、スマイルゼミの教材が使えるから価値が有るわけで、
Andorid化したら、ただのスペックの低いタブレットに成り下がります。
データを消したいなら、Androd化ではなく、
スマイルゼミソフトウェアの入った工場出荷時状態に戻しましょう。

工場出荷時のスマイルタブレットなら、
スマイルタブレットとして使えるので、価格も2倍以上高くなります。
約5,000円～1万円で取引されてます。

教材ができますって売ってる人も多いけど、
壊れてしまった為、代わりの中古端末を探している人が多いのです。

スマイルタブレットは、43,780円もする端末。
あんしんサポート年額3,960円に加入していても、
修理交換費用6,600円も取られますからね。
だったら中古端末でも使いたいって人多いはずです。

スマイルゼミでは一人一台タブレット購入が必須ですが、
実は、タブレット端末と会員情報は紐付いていないというわけ。
工場出荷時に戻して、別の子供のアカウント情報を入力すると、
別の契約者のタブレットとして使えるのです。
※今後仕様が変わる可能性は有りますので、あくまで参考までに。

スマイルゼミの消去（Android化）をしてしまったタブレットは、
スマイルゼミタブレットとしては二度と使えなくなるわけ。
だからこそ、解約時にAndroid化まで案内している気もしました。
Android化してまで使うほど、スペックも高く無いですからね。

→2023年スマイルゼミ最新タブレットの違い。スマイルタブレット3、3R、チャレンジパッドの性能比較。

子供の学習データを消して譲渡するなら「工場出荷状態へリセット」、
ただ、工場出荷時状態に戻すと、Android化はできなくなるので気をつけて。

逆にスマイルタブレットを中古で買って使うなら、
「解約してそのまま（教材有り）のタブレット」、
「初期化（工場出荷時状態）のタブレット」、このどちらかが必要なわけです。

ちなみに、スマイルタブレットだけでなく、
スマイルゼミの専用タッチペン「デジタイザーペン」も、中古で売れます。
販売価格は3,080円で故障しやすいですからね。

→スマイルゼミのタッチペン故障時の対処法。デジタイザーペンの保証期間と代用ペンについて。

スマイルゼミを解約方法まとめ

スマイルゼミは、幼児から小学生低学年くらいまでは、
非常に良い教材だと思います。
きょうのミッションで、学習習慣が身につくし、
特に、文字の読めない幼児にはうってつけ。
子供一人でひらがな、アルファベットと覚えてしまいました。

→スマイルゼミ幼児コース評判レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。

他の幼児通信講座では、親の協力が前提、
子供も勝手にやってはくれませんから。

→幼児おすすめ通信教育教材の比較。こどもちゃれんじ、スマイルゼミ、Z会、ポピーの違い。

ただ、小学生高学年になると、月額料金も高額になるし、
ちょっと専用タブレットでの講座にも限界を感じました。

→スマイルゼミ小学生コース評判レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。

スマイルタブレットの性能も、iPadに比べると劣るわけで、
高学年になるほど、ちょっと時代遅れ感が出てくる。
発展クラス、英語プレミアムと契約するなら、
ワンランク上の通信教育も契約できますから。

我が家は、iPadアプリで完結する「Z会タブレットコース」「スタディサプリ」の併用へ。
Z会は、タブレット教育でも顧客満足度No.1。紙講座に比べて料金も安いです。

→Z会小学生タブレットコース評判レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。

Z会は問題の難易度が高いので、それをスタディサプリの解説で補う。
スタディサプリは、面白くてわかりやすい授業が見放題。塾に行く必要が無くなりました。
国内最高峰の塾講師の授業は、オンライン塾よりも良かったです。

→スタディサプリ小学講座の評判レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。

iPadなら、複数の通信教育も併用できて、知育アプリも入れ放題。
収納場所も省スペースで済む。
iPadが安く手に入る今では、
専用タブレットを使う教材は・・・厳しいですね。