子供が増えるほどに、小さい頃から学ばせる重要性を痛感し、
我が家も通信教育は、一通り試してきました。
どの通信教育がズバ抜けて良いってわけでも無いんだけど、
わが子達も、子供によって合う合わないも有ったから。
通信教育によって、内容は全然違うわけで、
我が家の教育歴史とともに、その感想をまとめておきます。
もくじ
幼児通信教育の比較
月額料金だけでも、だいぶ違いますが、
教材の内容も全然違いますので、値段だけでは比較できません。
とりあえず、気になった項目を抽出してみました。
※月額料金は、毎月払いでの比較です。
幼児通信教育の比較表
月額料金 (毎月払い) |
こどもちゃれんじ | Z会 | 幼児ポピー | スマイルゼミ | まなびwith |
---|---|---|---|---|---|
0歳~1歳 | ¥2,074 | – | – | – | – |
1歳~2歳 | ¥2,379 | – | – | – | – |
2歳~3歳 | ¥2,379 | – | ¥980 | – | – |
3歳~4歳 (年少) |
¥2,379 | ¥2,200 | ¥980 | – | – |
4歳~5歳 (年中) |
¥2,379 | ¥2,640 | ¥1,100 | ¥3,960 | ¥2,160 |
5歳~6歳 (年長) |
¥2,379 | ¥2,860 | ¥1,100 | ¥3,960 | ¥2,160 |
継続講座 | 高校生まで (進研ゼミ) |
高校生まで | 中学生まで | 中学生まで | 小学生まで (名探偵コナンゼミ) |
初期費用 | – | – | – | ¥10,978 | – |
難易度 | かんたん:総合 難しい:思考力特化 ※年中より |
かんたん | かんたん | かんたん | 難しい |
添削問題 (提出課題) |
年3回 ※年中より ※思考力特化コースのみ |
月1回 ※年中より |
– | – | – |
内容 | 紙教材(ワーク) デジタル教材 保護者向け教材 絵本 知育玩具 DVD |
紙教材(ワーク) デジタル教材 保護者向け教材 絵本 |
紙教材(ワーク) デジタル教材 保護者向け教材 絵本 |
タブレット デジタル教材 |
紙教材(ワーク) デジタル教材 保護者向け教材 絵本 |
英語教材 | 別料金 | 有り ※年中より |
別料金 | 有り ※オプションも有り |
– |
オプション講座 | ちゃれんじプラス ちゃれんじEnglish |
オンライン英会話 ※リップルキッズパーク |
ポピー Kids English | 英語プレミアム | – |
お試し方法 | お試し教材有り (資料請求) |
お試し教材有り (資料請求) |
お試し教材有り (資料請求) |
2週間の無料期間 体験会 |
お試し教材有り (資料請求) |
営業電話 | 有り | 無し | 有り | 無し ※有る場合も |
有り |
解約方法 | 電話のみ | オンライン | 電話のみ | 電話のみ | オンライン |
最低契約期間 | 2ヶ月 | 1ヶ月 | 3ヶ月 ※2ヶ月前に連絡 |
12ヶ月 ※タブレット代の請求有 |
3ヶ月 |
一括払い割引 | 6ヶ月 12ヶ月 |
6ヶ月 12ヶ月 |
6ヶ月 12ヶ月 |
6ヶ月 12ヶ月 ※2年目から継続割引有り |
6ヶ月 12ヶ月 |
幼児向け通信教育ということで、どこも難易度は低め。
難易度≒テキスト教材の量、
読み書きが多いほど難易度が高くなり、
知識として覚える量も増え、学習の先取り感も強くなります。
幼児向け通信教育は、知識よりも体験を重視している講座も多く、
子供一人でやるというよりも、親子で取り組むのも前提、
難しい教材は、やらせる親の難易度も高くなる。
無理して、お互いストレス貯まらないように・・・
というわけで、
以下、各社の特徴をまとめておきます。
こどもちゃれんじ(ベネッセ)

こどもちゃれんじのメリット
- 月額1,980円(12ヶ月一括払い)と格安
- 値段の割に、教材のボリュームが多い
- 知育玩具(エデュトイ)の独自教材
- オリジナルキャラクター「しまじろう」の知名度
- 年中からは、難易度選択が可能
こどもちゃれんじのデメリット
- 付録・玩具の管理が大変
- 英語教材は別料金
- 勧誘、チラシが多い
- 解約方法が電話のみ
幼児向け通信教育といえば「こどもちゃれんじ」。
月額1,980円(12ヶ月一括払い)という低価格ながら、
ワーク教材、絵本、DVD、知育玩具、付録・・・とボリュームが凄い。
知育玩具(エデュトイ)は、教材とも連動しており、
紙だけじゃないオリジナル教材。
こどもちゃれんじで産まれたキャラクター「しまじろう」も有名であり、
子供のモチベーションが上がるポイントも多い。
難点は、付録が多すぎて、教材の管理が大変なこと。
物量ボリュームの割には、学習量は少ない・・・気がすること。
→幼児通信教育「こどもちゃれんじ」を契約して気づいたメリット・デメリット
ただ、玩具が要らない場合は、
同じ料金で難易度の高い「思考力特化コース(年中から)」も選べ、
テキスト教材のボリュームも増やせる。
子供に合った教材にも変更できるの。
あとは、運営企業のベネッセは、全体的に勧誘感が強めです。
資料請求のボリュームも多いけど、営業電話は必ず有るし、
→こどもちゃれんじの資料請求してみた。体験教材の内容とその感想。
解約方法は電話のみ、多少なりとも引き止められましたから。
→「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の解約方法。ベネッセ退会時の注意点。
Z-KAI(Z会)

Z会(幼児)メリット
- 「あと伸び力」という、体験メインの教材
- 毎月の提出課題→担任指導者による添削
- 1ヶ月単位で契約可能、契約縛りも無い
- オンライン解約可能
- お試し教材が豊富で、電話勧誘も無い
Z会(幼児)デメリット
- 紙教材専門にしては割高
- 親子で取り組む教材→親の負担が大きい
- ワーク教材の学習量は少ない
- デジタル教材と英語教材は、オマケ程度
お遊び感のない通信教育イメージが有るZ会。
幼児コースは、勉強という感じは有りません。
幼児期は、知識を入れるよりも様々な体験することを重視しており、
ワーク教材ではなく、体験型教材がメインとなってます。
メイン教材「ぺあぜっと」も親子で取り組む教材となっており、
毎月の提出課題も、親子の会話から絵を書く課題。
基本的には、親が必要なので、親の負担は大きいという難点は有るものの、
親へのアドバイス教材も丁寧な内容。
親子で学ぶ楽しさというコンセプトも明確。さすがのZ会。
→Z-KAI(Z会)幼児コースを契約して気づいたメリット・デメリット
ただ、テキスト教材だけなので、料金は割高に感じる。
月額料金が値上がる年中からは、毎月の添削課題が有るので、
この辺は、担任制度ゆえ仕方ないのかなと。
資料請求での「お試し教材」は、ボリュームも多く、
本教材の内容もそのまま体験できます。
→Z-KAI(Z会)幼児コースの資料請求してみた。体験教材の内容とその感想。
Z会では電話勧誘も無いし、契約も1ヶ月単位の契約、
解約方法もオンラインで完結と、
教材さておき、企業として素晴らしいと感じました。
→Z-KAI(Z会)の解約方法。通信教育コースを退会する際の注意点。
スマイルゼミ(ジャストシステム)

スマイルゼミ(幼児)メリット
- 幼児教材でタブレット特化は他に無い
- デジタル教材では圧倒的に高品質
- 子供一人でできる教材
- 英語有り、英語のオプション講座も有る
- 2週間の無料おためし期間が有る
スマイルゼミ(幼児)デメリット
- 月額料金が高く、初期費用も必要
- 料金体系が分かりづらく、実質12ヶ月縛りも有る
- 解約方法は、電話のみ
- 年少コース無し、年中(4歳)から
スマイルゼミは、幼児講座の中では珍しいタブレット専門教材。
タブレットの利点、アニメーションや音声解説を、上手く活用しており、
幼児教育には親が必要という、固定概念を変えた教材であり、
わが子も、勝手に「ひらがな」を覚えたのには素直に驚きました。
ただ、スマイルゼミは、月額料金3,278円(12ヶ月一括払い)と、
他社よりも約1.5倍ほど高額であり、
初期費用として、タブレット代10,978円も必要です。
料金体系も分かりづらく、
12ヶ月未満の解約では、タブレット代の追加料金が請求されます。
タブレット教材故に、資料請求では、ホントに資料が届くだけ。
体験教材ってほどの特典もありません。
→スマイルゼミの資料請求してみた。体験教材の内容とその感想。
まぁ、料金は高いけども、子供が勝手にやってくれるってのは他に無い利点。
親の時間ができることを考えればトレードオフ。
→「スマイルゼミ(幼児コース)」を契約して気づいたメリット・デメリット
幼児コースは講座数も少ないので、
英語プレミアムは有った方が良いと思う。
小学生コースでは、英語オプション要らないと思ったけど。
→スマイルゼミ英語プレミアムのメリット・デメリット。英語オプションを解約した理由。
スマイルゼミのタブレットは、小学生コースで使うタブレットと一緒。
高性能であり、進研ゼミの「チャレンジタッチ」と比べても優れていました。
→進研ゼミ「チャレンジ(紙)」と「チャレンジタッチ(タブレット)」両方契約して気づいた違い
高性能故に、タブレットや付属品もお高いので気をつけて。
専用ペンは、タブレット補償の対象外です。
→スマイルゼミ専用ペン(デジタイザーペン)が故障した時の代用ペンと対処法
ちゃれんじと同じく、電話解約も必須です。
→スマイルゼミの解約方法と注意点。退会後のタブレット活用方法。
小学生コースも高額なので、続けるなら低学年までかなと。
→スマイルゼミ小学生コースを契約して気づいたメリット・デメリット
月刊ポピー(全家研)

幼児ポピーのメリット
- 月額料金が980円(年少)とダントツ安い
- 昭和48年発足の老舗
- 2歳から教材コースが有る
幼児ポピーのデメリット
- 紙教材のみで、ボリュームが少ない
- 教材デザインも微妙
- 英語教材は別料金
- 電話解約のみ
- 申込先(支部)で契約内容が異なる
昭和48年(1973年)に発足した月間ポピー。
老舗教材であり、小学校の前でチラシを配っていたりと、
子供の頃にお世話になった人も多いハズ。
ポピーの良さは、2~3歳と年少コース月額980円、
年中と年長コースは月額1,100円という低価格で、
幼児教育の必要な知識が、バランス良く身につくこと。
とりあえず、通信教育させたいってなら、これで良い。
入学前に必要な知識を入れておける安心感。
ただ、安いだけあって、教材のデザインはちょっと古くさいし、
教材のボリュームが、他の通信教育に比べると少ないです。
あと、ポピーって本部と代理店(支部)で分かれているので、
住んでいる地域で、契約を管理する支部が異なります。
月刊ポピーの教材は「株式会社新学社」が制作していますが、
ポピー教材を管理しているのは「全家研」というポピー本部。
ただ、実際の契約や配送は、ポピー支部が行うのです。
これ何が困るかというと、住んでいる地域により、
契約システムが違ったり、教材の配送方法も異なること。
体験教材ならポピー本部の「全家研」で良いですけど。
オンラインで契約したいなら、ポピー支部の「さんけん社」が無難。
無料見本だけでなく、1ヶ月のお試し購読ができる。
口座振替、コンビニ支払や、クレジットカード払いも可能。
6ヶ月や12ヶ月払いでの定期購読での割引もありますから。
まなびwith(小学館)

まなびwithのメリット
- ワーク教材が多く、学習量が多い
- 月額料金が割安
- オンライン解約可能
まなびwithのデメリット
- 2021年より、年少廃止→紙教材専門のコースへ
- 読み書きが多く、難易度が高い
- 英語教材無し、デジタル教材も微妙
- クレジットカード払い不可能
- 12ヶ月一括払いの割引率が低い
2019年度より「ぷちドラゼミ」から「まなびwith」へ変わりましたが、
2021年には「まなびwith」幼児コースの内容も大幅に変更。
月額料金こそ安くなりましたが、
知育玩具は無くなり、添削テストも廃止・・・
ちょっと内容を考えると、割高感は否めない。
→まなびwith幼児コースを契約して気づいたメリット・デメリット
小学生コースも、名探偵コナンゼミへと変わってしまい、
まなびwith自体、今後どうなるかも不安。
現在では、資料請求も行っていないみたい。
→まなびwith幼児コース(年少・年中・年長)の資料請求してみた。体験教材の内容とその感想。
新しく始まった小学生講座「名探偵コナンゼミ」も・・・
ちょっとイマイチでしたからね。
12ヶ月の一括払いでは月額1,980円と、
「こどもちゃれんじ」と同じ値段だし、
あちらにも学習量メインの「思考力特化コース」も有りますから。
結局、私もサックリ解約。オンライン解約できるのは良かったですけど。
幼児の通信教育まとめ
通信教育って月々換算されてますが、
年間契約するとなると、馬鹿にならない金額。
ただ、教材への向き不向きって子供それぞれ。
ウチに居る3人の子供達だけでも、性格は全く違ったし、
各々でやれる教材も全然違うなと感じました。
だから、とりあえず体験教材は試した方が良いと思う。
資料請求のお試し教材で、十分内容も把握できますから。
幼児向けドリルも、本屋には売ってますけど、
結局、どうやればよいのか?
日々どの程度やれば良いのか?分からないし、
紙教材での勉強が、学ぶことの全てでも無いですからね。
我が家も買って満足した教材も多いのよ。

結局の所、通信教育は、その金額で親が納得できるか?ってこと。
物量コスパで考えると、やはり「こどもちゃれんじ」はハズレ無いかな。
幼児教育って、何が正しいのかも分からないし、
知育玩具を含め、色々と知らないことも多い。
そういった点で、ボリュームが多く、
色々試せる、親の視野が広がるってのが良かった。
通信教育って、子供に学ばせるようで、
子供と一緒に親が学ぶことも多い。
なんだかんだで教育って、親が重要なんですよね。
優しく教える難しさ・・・今日も元気に騒いでますわぁ~。