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子供が増えるほどに、小さい頃から学ばせる重要性を痛感し、
我が家も通信教育は、一通り試してきました。
どの通信教育がズバ抜けて良いってわけでも無いんだけど、
わが子達も、子供によって合う合わないも有ったから。
通信教育によって、内容は全然違うわけで、
我が家の教育歴史とともに、その感想をまとめておきます。
もくじ
幼児通信教育の料金比較
いずれのサービスも12ヶ月一括払いで割引が効くのは同じ、
ただ、各社で料金表記が異なり、非常にわかりづらいので、
表記方法を統一して、料金比較してみました。
月額料金、年額料金だけでも、大きく異なりますが、
教材の内容も全く違いますので、私が契約して気になった項目も抽出してみました。
※表内では、毎月払い=月額、12ヵ月一括払い=年額として記載しています。
幼児通信教育の比較表
月額料金 (毎月払い) | こどもちゃれんじ | Z会 | 幼児ポピー | スマイルゼミ |
---|---|---|---|---|
0歳~1歳 | 月額2,310円 | – | – | – |
1歳~2歳 | 月額2,990円 年額29,520円 | – | – | – |
2歳~3歳 | 月額2,990円 年額29,520円 | – | 月額1,500円 年額17,100円 | – |
3歳~4歳 (年少) | 月額2,990円 年額29,520円 | 月額2,500円 年額25,500円 | 月額1,500円 年額17,100円 | – |
4歳~5歳 (年中) | 月額3,290円 紙 年額32,760円 紙 月額3,990円 タッチ 年額38,760円 タッチ | 月額2,900円 年額29,580円 | 月額1,500円 年額17,100円 | 月額3,960円 年額39,336円 |
5歳~6歳 (年長) | 月額3,290円 紙 年額32,760円 紙 月額3,990円 タッチ 年額38,760円 タッチ | 月額3,000円 年額30,600円 | 月額1,500円 年額17,100円 | 月額3,960円 年額39,336円 |
継続講座 | 高校生まで (進研ゼミ) | 高校生まで | 中学生まで | 中学生まで |
初期費用 | – | – | – | 10,978円 |
難易度選択 | 年長のみ選択可能 ・総合:かんたん ・思考力特化:難しい | – | – | – |
添削問題 (提出課題) | 年3回 ※年長:思考力特化のみ | 月1回 ※年中、年長 | – | – |
内容 | 紙教材 or タブレット デジタル教材 保護者向け教材 絵本 映像メディア 知育玩具 | 紙教材 デジタル教材 保護者向け教材 絵本 | 紙教材 デジタル教材 保護者向け教材 絵本 | タブレット デジタル教材 |
英語教材 | 別料金 | 有り ※年中より | 別料金 | 有り ※オプションも有り |
オプション講座 | ちゃれんじプラス ちゃれんじEnglish | プログラミング講座 Z会オンライン英会話 ※リップルキッズパーク | ポピー Kids English | 英語プレミアム |
お試し方法 | お試し教材有り (資料請求) | お試し教材有り (資料請求) | お試し教材有り (資料請求) | 2週間の無料期間 体験会 |
営業電話 | 有り | 無し | 有り | 無し ※有る場合も |
解約方法 | 電話のみ | オンライン | 電話のみ | 電話のみ |
最低契約期間 | 2ヶ月 | 1ヶ月 | 3ヶ月 ※2ヶ月前に連絡 | 12ヶ月 ※タブレット代の請求有 |
一括払い割引 | 6ヶ月 12ヶ月 | 6ヶ月 12ヶ月 | 6ヶ月 12ヶ月 | 6ヶ月 12ヶ月 ※2年目から継続割引有り |
幼児向け通信教育ということで、どこでも難易度は低く、
難易度というよりも親の負担の違いが大きいような気がしました。
教材終了の難易度は、テキスト教材のボリュームにも比例する。
読み書きが多いほど難易度が高くなり、学習の先取り感も強くなります。
幼児向け通信教育は、知識よりも体験を重視している講座も多く、
子供一人でやるというよりも、親子で取り組むのも前提、
難しい教材は、やらせる親の難易度も高くなる。
無理して、お互いストレス貯まらないように・・・
というわけで、
以下、各社の特徴をまとめておきます。
こどもちゃれんじ(ベネッセ)
- 紙教材とタブレット教材を選べる
- 値段の割に、教材のボリュームが多い
- 知育玩具(エデュトイ)の独自教材
- オリジナルキャラクター「しまじろう」の知名度
- 年中からは、タブレット教材の選択が可能
- 年長の紙教材は、難易度選択が可能
- 付録・玩具の管理が大変
- 英語教材は別料金
- 勧誘、チラシが多い
- 解約方法が電話のみ
幼児向け通信教育といえば「こどもちゃれんじ」。
月額2,000円〜3,000円という低価格ながら、
ワーク教材、絵本、映像、知育玩具、付録・・・とボリュームが凄い。
知育玩具(エデュトイ)は、教材とも連動しており、
紙だけじゃないオリジナル教材。
こどもちゃれんじで産まれたキャラクター「しまじろう」も有名であり、
子供のモチベーションが上がるポイントも多い。
2022年度からは、タブレット講座「こどもちゃれんじタッチ」も開始。
月額料金は、紙教材に比べると微妙に高くなりますが、
スマイルゼミと同価格であり、タブレット性能はチャレンジパッドの方が優れています。
→2023年チャレンジタッチ最新タブレットの違い。チャレンジパッド3、チャレンジタッチネオ、チャレンジタッチネクストの性能比較。
難点は、付録が多すぎて、教材の管理が大変なこと。
物量ボリュームの割には、学習量は少ない・・・気がすること。
→こどもちゃれんじ評判レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。
あとは、運営企業のベネッセは、全体的に勧誘感が強いです。
資料請求のボリュームも多いけど、資料請求後の営業電話は必ず有る。
→こどもちゃれんじの資料請求してみた。体験教材の内容とその感想。
解約方法は電話のみ、多少なりとも引き止められましたし、
解約後の案内も停止しないと、郵送で案内も届きまくります。
→「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の解約方法。ベネッセ退会時の注意点。
不要なら相手の言葉を遮って「あー要らないです」で切ってOK。
その覚悟を養えるのがベネッセ。慣れてしまえば営業電話も怖く無いし、
資料請求すっ飛ばして契約しちゃった方が面倒無いですね。
Z-KAI(Z会)
- 「あと伸び力」という、体験メインの教材
- 毎月の提出課題→担任指導者による添削
- 1ヶ月単位で契約可能、契約縛りも無い
- オンライン解約可能
- お試し教材が豊富で、電話勧誘も無い
- 紙教材専門にと考えると割高
- 親子で取り組む教材→親の負担が大きい
- ワーク教材の学習量は少ない
- デジタル教材と英語教材は、オマケ程度
お遊び感のない通信教育イメージが有るZ会。
幼児コースは、Z会のイメージとは違い「勉強する」という感じでは有りません。
幼児期は、知識を入れるよりも様々な体験することを重視しており、
ワーク教材ではなく、体験型教材がメインとなってます。
メイン教材「ぺあぜっと」も親子で取り組む教材となっており、
月の提出課題も、親子の会話から絵を書く課題。
基本的には、親と一緒に作業が必要なので、
親の負担は大きいという難点は有るものの、親へのアドバイス教材も優れています。
親子で学ぶ楽しさというコンセプトも明確。
今では無く「後に伸びる子」を育てる。さすがZ会。
→Z会幼児コース評判レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。
資料請求での「お試し教材」は、ボリュームも多く、
本教材の内容もほぼ体験できてしまうから。まずは資料請求した方が良い。
→Z-KAI(Z会)幼児コースの資料請求してみた。体験教材の内容とその感想。
資料請求の時点で、他社との違い感じれると思います。
Z会では資料請求後の電話営業が無いのも素晴らしい。
兄弟まとめて、気軽に資料請求しまくれます。
通信講座の契約も1ヶ月単位で契約できるし、解約もオンラインで完結と、
教材だけでなく、企業として素晴らしいと感じました。
教育サービスこそ、道徳的で有るべきですよね。
→Z-KAI(Z会)の解約方法。通信教育コースを退会する際の注意点。
難点は、他社のような玩具はなく、テキスト教材だけなので、
教材ボリュームを考えると、料金は割高に感じること。
年中からは、毎月の添削課題が有るので、月額料金も更に上がる。
まぁ、この辺は、担任制度ゆえ仕方ないですね。
他社では添削までしてくれないですから。
スマイルゼミ(ジャストシステム)
- タブレット専門の通信講座は他に無い
- デジタル教材では圧倒的に高品質
- 子供一人でできる教材
- 英語有り、英語のオプション講座も有る
- 2週間の無料おためし期間が有る
- 月額料金が高く、初期費用も必要
- 料金体系が分かりづらく、実質12ヶ月縛りも有る
- 解約方法は、電話のみ
- 年少コース無し、年中(4歳)から
スマイルゼミは、幼児講座の中では珍しいタブレット専門教材。
タブレットの利点、アニメーションや音声解説を、上手く活用しており、
幼児教育には親が必要という、固定概念を変えた教材であり、
わが子も、勝手に「ひらがな」を覚えたのには素直に驚きました。
ただ、スマイルゼミは、月額料金3,278円(12ヶ月一括払い)と、
他社よりも約1.5倍ほど高額であり、
初期費用として、タブレット代10,978円も必要です。
料金体系も分かりづらく、
12ヶ月未満の解約では、タブレット代の追加料金が請求されます。
タブレットだけでなく付属品もお高いので気をつけて。
専用ペンは、タブレット補償の対象外です。
→スマイルゼミ専用ペン(デジタイザーペン)が故障した時の代用ペンと対処法
幼児コースは講座数も少ないので、英語プレミアムも有った方が良い。
となると、更に更に割高にもなりますからね。
→スマイルゼミ英語プレミアムの評判レビュー。英語オプションを解約した理由。
「こどもちゃれんじ」と同じく、電話解約も必須。
初期費用も高くて、料金システムが複雑なので・・・色々と不親切。
教育サービスとして、どうなのか?とも思ったり。
→スマイルゼミの解約方法と注意点。退会後のタブレット活用方法。
まぁ、料金は高く、サポートにツッコミどころは有るけど、
子供が勝手にやってくれるってのは他に無い利点。
親の時間ができることを考えればトレードオフなのでした。
→スマイルゼミ幼児コース評判レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。
小学生コースも高額なので、続けるなら小学生の低学年までかなと。
ライバル進研ゼミでも、チャレンジタッチが登場してしまいましたからね。
→進研ゼミ チャレンジ(紙教材)とチャレンジタッチ(タブレット)両方契約して気づいた大きな違い
スマイルゼミのタブレットは、小学生コースも使うタブレットは変わりません。
同じタブレットのまま更に値段も上がるので・・・ね。
→スマイルゼミ小学生コース評判レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。
ちなみに、スマイルゼミの資料請求は、ホントに資料が届くだけ。
タブレット教材故に体験教材ってほどの特典も無いので・・・資料請求する意味は薄い。
→スマイルゼミの資料請求してみた。体験教材の内容とその感想。
そのために2週間以内の全額返金保証制度が有るわけ。
これを「2週間の無料お試し期間」と言っているのでした。
月刊ポピー(全家研)
- 年額17,100円(月額換算1,425円)は激安
- 全年齢(2歳、年少、年中、年長)で同じ料金
- 昭和48年発足の老舗
- 2歳から教材コースが有る
- 紙教材のみ、ボリュームも少なめ
- 教材デザインも微妙
- 英語教材は別料金
- 電話解約のみ
- 申込先(支部)で契約内容が異なる
昭和48年(1973年)に発足した月間ポピー。
老舗教材であり、小学校の前でチラシを配っていたりと、
子供の頃にお世話になった人も多いハズ。
ポピーは、2023年度に月額980円→月額1,500円に値上がりましたが、
値上がったのは他社の通信講座も同じ、他社に比べて半額ほどの価格であり、
年少〜年長まで一律価格ってのも凄いです。年長クラスでは半値以下になる。
価格が安いとはいえ、他社に比べて教材内容が劣るというわけでもなく、
実際のところ、価格差ほどのボリューム差も有りません。
そもそも、幼児で必要な知識って限られており、
基本的に必要な知識も毎年変わるわけでも無いのです。
幼児教育の必要な知識を、バランス良く身につけさせるならポピーで良い。
最低限、教育させておきたいってなら、ポピーで事足りるのです。
入学前に必要な知識を入れておける安心感。プライスレス。
ただ、安いだけあって、教材のデザインはちょっと古くさいし、
教材のボリュームが、他の通信教育に比べると少ないです。
あと、ポピーって本部と代理店(支部)で分かれているので、
住んでいる地域で、契約を管理する支部が異なります。
月刊ポピーの教材は「株式会社新学社」が制作していますが、
ポピー教材を管理しているのはポピー本部の「全家研」。
更に、実際の契約や配送は、ポピー支部が行うというのもややこしい。
これ何が困るかというと、住んでいる地域により、
契約システムが違ったり、教材の配送方法も異なるってこと。
体験教材ならポピー本部の「全家研」が間違いない思います。
【終了】まなびwith(小学館)
- ワーク教材が多く、学習量が多い
- 月額料金が割安
- オンライン解約可能
- 2021年10月新規受付終了
- 読み書きが多く、難易度が高い
- 英語教材無し、デジタル教材も微妙
- クレジットカード払い不可能
- 12ヶ月一括払いの割引率が低い
2019年度より「ぷちドラゼミ」から「まなびwith」へ変わりましたが、
2021年には「まなびwith」幼児コースの内容も大幅に変更。
月額料金こそ安くなりましたが、
知育玩具は無くなり、添削テストも廃止・・・
ちょっと内容を考えると、割高感は否めない。
→【サービス終了】まなびwith幼児コースを契約して気づいたメリット・デメリット
小学生コースは、名探偵コナンゼミへと変わってしまい、
まなびwith自体、今後どうなるかも不安。
現在では、資料請求も行っていないみたい。
→まなびwith幼児コース(年少・年中・年長)の資料請求してみた。体験教材の内容とその感想。
新しく始まった小学生講座「名探偵コナンゼミ」も・・・
ちょっとイマイチでしたからね。
→名探偵コナンゼミ評判レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。
12ヶ月の一括払いでは月額1,980円と、
「こどもちゃれんじ」と同じ値段だし、
あちらにも学習量メインの「思考力特化コース」も有りますから。
結局、私もサックリ解約。オンライン解約できるのは良かったですけど。
幼児通信教育まとめ
教材への向き不向きって子供それぞれ。
我が家3人の子供達だけでも、性格は全く違ったし、
実際、各教材への反応も全然違ったと感じています。
通信教育って月々換算されてますが、
年間契約するとなると、馬鹿にならない金額です。
1年払いで安くはなりますが・・・なによりもまず資料請求で試した方が良い。
お試し教材で、内容も十分把握できますから。
幼児教育って、何が正しいのか分からないし、
知育玩具を含め、色々と知らないことも多い。
知識を入れることが、教育の全てでも無いですからね。
そういった点で、色々試せるってのも通信教育の良いところ。
子供を学ばせるようで、親が学ぶことも多いのでした。
結局の所、通信教育は、その金額で親が納得できるか?ってこと。
物量コスパで考えると、やはり「こどもちゃれんじ」は総合的に満足度が高いですね。
本屋にも、幼児向けドリルはたくさん売ってますけど、通信教育は別物。
どれをやればよいのか?日々どれくらいの量をやれば良いのか?分からない。
結局、親がやり方を分からないから、やらないまま終わってしまうのですよね。
我が家も買って満足した紙教材も多いのでした。