小学生向けタブレット教材の2台巨頭といえば、
ジャストシステムの「スマイルゼミ」と、進研ゼミの「チャレンジタッチ」。
我が家も悩んだ挙句、3人の子供で両方契約してみましたが・・・
両社ともに全然違ったし、やっぱり値段の差も否めませんでした。
エンタメ要素満載なのは、チャレンジタッチですけど、
学ぶという点では、スマイルゼミ。
あとは月額料金を許容できればといったところ。
我が家は、両方とも長く使ってきましたので、
その具体的な違いについて。レビューします。
もくじ
料金の違い
なにはともあれ料金です。
スマイルゼミとチャレンジタッチでは、
月額料金と初期費用(タブレット価格)が全然違います。
月額料金
「進研ゼミ」のデジタル教材「チャレンジタッチ」は、
紙教材の「チャレンジ」と全く同じ料金であり、
「スマイルゼミ」は「進研ゼミ」に比べてだいぶ割高、
スマイルゼミは、教材の難易度で料金も違うからね。
毎月払いの比較
年齢 | 進研ゼミ チャレンジタッチ |
スマイルゼミ 標準クラス |
スマイルゼミ 発展クラス |
名探偵コナンゼミ (教材配送) |
Z会 タブレットコース |
---|---|---|---|---|---|
小学1年生 | ¥3,680 | ¥4,268 | ¥5,038 | ¥2,420 | ¥3,520 |
小学2年生 | ¥3,680 | ¥4,510 | ¥5,610 | ¥2,530 | ¥3,960 |
小学3年生 | ¥4,490 | ¥5,170 | ¥6,380 | ¥3,080 | ¥7,040 |
小学4年生 | ¥4,980 | ¥5,830 | ¥7,040 | ¥3,740 | ¥7,590 |
小学5年生 | ¥5,980 | ¥6,710 | ¥7,920 | ¥4,290 | ¥8,250 |
小学6年生 | ¥6,440 | ¥7,260 | ¥8,470 | ¥4,620 | ¥8,800 |
いずれも、6か月払い、12か月払いと、一括払いで割引が効くシステム。
年払いで約15%も料金が安くなるの。
12ヶ月払いの比較
年齢 | 進研ゼミ チャレンジタッチ |
スマイルゼミ 標準クラス |
スマイルゼミ 発展クラス |
名探偵コナンゼミ (教材配送) ※割引無し |
Z会 タブレットコース |
---|---|---|---|---|---|
小学1年生 | ¥35,760 | ¥39,336 | ¥45,936 | ¥29,040 | ¥35,904 |
小学2年生 | ¥35,760 | ¥42,240 | ¥52,800 | ¥30,360 | ¥40,392 |
小学3年生 | ¥44,880 | ¥50,160 | ¥62,040 | ¥36,960 | ¥71,808 |
小学4年生 | ¥53,160 | ¥58,080 | ¥69,960 | ¥44,880 | ¥77,412 |
小学5年生 | ¥63,840 | ¥68,640 | ¥80,520 | ¥51,480 | ¥84,144 |
小学6年生 | ¥68,760 | ¥75,240 | ¥87,120 | ¥55,440 | ¥82,280 |
初期費用(タブレット料金)
また、スマイルゼミは、タブレット料金も高額。
チャレンジパッドは、半年契約で無料で貰えるのに対し、
スマイルタブレットは、入会時にタブレット代10,978円が必要で、
6か月未満の解約で32,802円、
12か月未満の解約で7,678円も支払わなければなりません。
タブレット代金と言ってますが、実際のところ違約金です。
専用タブレット料金
スマイルゼミ | チャレンジタッチ | |
---|---|---|
初回タブレット料金 | 一括:10,978円 分割:1,078円×12回 (合計12,936円) |
無料 ※6ヶ月以上受講 |
保証オプション | 1年一括:3,960円 分割:330円×12回 ※修理時+6,600円 |
12ヶ月:1,860円 6ヶ月:1,050円 1ヶ月:190円 ※修理時+3,300円 |
解約時の違約金 | 12ヶ月未満:7,678円 6ヶ月未満:32,802円 |
6ヶ月未満:9,900円 ※最低2ヶ月契約 |
タブレット定価 ※過去に受講 ※追加購入 |
43,780円 | 19,800円 |
スマイルゼミには、チャレンジタッチにはない、継続割引が有りますが、
1年ごとに月額100円(税抜き)ほど割引が効くというもの。
6年目でも月額500円・・・それでもチャレンジタッチの方が安いのですけど。
スマイルゼミ継続割引
継続年数 | 毎月払い | 6ヶ月払い | 12ヶ月払い |
---|---|---|---|
2年目 | ¥-100 | ¥-600 | ¥-1,200 |
3年目 | ¥-200 | ¥-1,200 | ¥-2,400 |
4年目 | ¥-300 | ¥-1,800 | ¥-3,600 |
5年目 | ¥-400 | ¥-2,400 | ¥-4,800 |
6年目 | ¥-500 | ¥-3,000 | ¥-6,000 |
ちなみに、チャレンジタッチには、幼児コースが無く、小学講座と中学講座まで。
進研ゼミには、高校講座が有るけど、タブレット講座は有りません。
スマイルゼミには、年中からの幼児コースが有りますが、高校生コースは有りません。
専用タブレットを使った教材は、いずれも中学生までということです。
オプション講座料金の違い
スマイルゼミの小学生コースには、
「標準クラス」「発展クラス」2つの難易度が有り、
発展クラスでは標準クラスに追加して、難しい問題が2割ほど増えます。
講座数が増えるので、料金も上がります。

一方、チャレンジタッチは、上位コースも値段が一緒。
受講開始時に「標準コース」or「挑戦コース」が選択するシステムで、
挑戦コースを選ぶと難しい問題が追加され、教科ごとに難易度も選べます。
※月単位で変更可、小1・2は「もっと演習コース or もっと発展コース」
チャレンジタッチは、英語特化のオプション教材も含まれますが、
スマイルゼミでは、英語上位オプションも別料金となっています。
→スマイルゼミ英語プレミアムのメリット・デメリット。英語オプションを解約した理由。
※進研ゼミでは、2019年度から「Challenge English」が無料となりました。
スマイルゼミの英語料金
毎月払い | 6ヶ月分一括払い | 12ヶ月分一括払い | |
---|---|---|---|
HOP(1・2年生向け) STEP(3~6年生向け) |
¥869 | ¥803 | ¥748 |
英検 5級~2級 | ¥4,378 | ¥4,048 | ¥3,278 |
スマイルゼミで「発展クラス」も「英語プレミアム」も追加すると、
月額料金は基本料金の約1.5倍になる・・・
ただ、チャレンジタッチは、英語オプションと上級コースが無料とはいえ、
そもそもメイン教材の難易度が低く、学習ボリュームが少ないです。
その為、オプション講座も多く、オプション講座の月額料金は割高なの。
あれもこれもと契約すると、月額料金1.5倍どころでは済みません。
オプション講座の違い
進研ゼミ オプション講座 |
スマイルゼミ オプション講座 |
|
---|---|---|
オプション講座 | 考える力・プラス講座(1~6年) 考える力・プラス講座 中学受験講座(4~6年) 考える力・プラス講座 公立中高一貫受験対応(5・6年) かがく組(1~4年) 作文・表現力講座(3~6年) オンラインスピーキング(1~6年) プログラミング講座(1~5年) 漢字計算くりかえしドリル(1年生) 国語算数発展ワーク(1~4年) 国語算数ハイレベルテキスト(5・6年) |
英語プレミアム 発展クラス |
解約方法
スマイルゼミもチャレンジタッチも、
オンライン申込み可能なのですが、
解約となると電話でしか解約手続きができません。
ただ、スマイルゼミは前月の月末までに申し出が必要なのに対し、
→スマイルゼミの解約方法と注意点。退会後のタブレット活用方法。
チャレンジタッチは、前月の1日までに解約手続きをする必要があります。
→進研ゼミ、チャレンジタッチ、こどもちゃれんじの解約方法。ベネッセ退会時の注意点。
解約時には解約理由も聞かれるのも定番。
通信教育は電話解約という、悪しき慣習。
Z会、コナンゼミ、スタディサプリなら、オンライン解約できるのですけどね。
タブレット性能の違い
同じタブレットを使った教材ですが、
その基盤となるタブレット性能は全く異なります。
スマイルゼミは高額ですが、値段ほどに違うのです。
タブレット性能の比較
スマイルタブレット3R (幼児、小学生、中学生) |
チャレンジパッド2 (小学生用) |
チャレンジパッド3 (主に中学生用) |
チャレンジパッドNeo (新中学1年生のみ) |
|
---|---|---|---|---|
定価 | 43,780円 | 19,800円 | 39,800円 | |
登場年 | 2018年 | 2017年 | 2019年 | 2021年 |
OS | Androidベース | |||
外形寸法 | 高さ:180mm 幅:270mm 厚さ:10.2mm |
高さ:約204mm 幅:約271mm 厚さ:約16mm |
高さ:約192mm 幅:約272mm 厚さ:約16mm |
高さ:約187mm 幅:約267mm 厚さ:約15.3mm |
メモリ (RAM) |
2GB | |||
ストレージ容量 (RAM) |
16GB | |||
本体重量 | 約550g | 約760g | 約640g | 約650g |
ディスプレイ (解像度) |
10.1インチ (1280×800) |
10.1インチ (1920×1200) |
||
ペン入力 | 電磁誘導式 | 感圧式 | 電磁誘導方式 | |
タッチ パネル |
静電容量方式 ※マルチタッチ最大10点 |
抵抗膜方式 | 静電容量方式 | |
Wi-Fi (周波数帯域) |
IEEE802.11 b/g/n (2.4GHz/5GHz) |
IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) |
||
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | 謎 | ||
カメラ 画素数 |
前面500万画素 背面500万画素 |
前面200万画素 背面500万画素 |
前面500万画素 背面500万画素 |
|
メモリー カード |
microSD×1 ※SDXC 512GBまで |
microSD×1 ※SDHC |
||
接続端子 | microUSB マイク端子 ACアダプター端子 |
MiniUSB マイク端子 ACアダプター接続端子 |
||
スピーカー | ステレオ | モノラル | ||
バッテリー 容量 |
6,000mA | 謎 | ||
付属品 | ACアダプター、専用カバー、専用ペン | |||
Androidタブレット化 | 可能 | 不可能 |
チャレンジタッチの小学生コースは「チャレンジパッド2」が提供となってますが、
2020年度から、小学生コースでも「チャレンジパッド3」が提供されつつあります。

新年度ユーザーを有線して新型が提供されるようですが、
この辺の配布基準は謎であり、ユーザー側でも選べないとのこと。
2021年度には最新モデルの「チャレンジパッドNeo」も登場しましたが、
これも新中学1年生のみですからね。
※2022年度からは新タブレット「チャレンジパッドNext(ネクスト)」が登場予定です。
チャレンジタッチ1ねんせいの新規加入者に配布される予定であり、
現在の中学講座「チャレンジパッドNEO」と同等の性能となる予定です。
一方、スマイルゼミでは、幼児、小学生、中学生と共通のタブレットであり、
常に最新モデル「スマイルゼミタブレット3R」が提供されます。
我が家は、新型の「チャレンジパッド3」を提供されましたので、
「スマイルゼミタブレット3R」vs「チャレンジパッド3」の比較となります。
いずれもAndroidベースであり、
画面サイズこそ10.1インチと同じですが、
スマイルゼミタブレットの方が、明らかに綺麗で見やすいです。
左がスマイルゼミ、右がチャレンジタッチ。チャレンジパッドは反射しまくり。
チャレンジパッドは、ベゼル(縁)も分厚く、厚くて重い。
スマイルタブレット550gに対し、チャレンジパッド640g。
端末の厚さも10.2mmに対し16mm。こんなに分厚いタブレット見たこと無い。
スマイルタブレットの方がコンパクト・・・
というか一般的なタブレットサイズ。これ普通だと思ってました。
スマイルゼミには「Androidモード」も有るので、
Androidタブレットとしても使えるのも大きな違い。
解約後もAndroid化が可能であり、普通のタブレット端末としても使えるの。
※チャレンジパッドは、Androidタブレット化は不可能
スマイルゼミも、そこまで高性能ってわけでも無いのですが、
チャレンジパッドがちょっと時代遅れという印象。
タッチの反応、サクサク感、スマイルゼミには敵いません。
チャレンジパッドで地味に改善して欲しいのが、
充電すると電源がオンになり、キャラクターが喋り出すこと。
電源を抜いた時も同じ。しかも、電源ボタンを専用カバーが覆ってしまうのです。
USB給電もできるのですが、
チャレンジパッドは、miciroUSBでは無くminiUSB。
中学生向け最新モデル「チャレンジタッチNeo」も、
miniUSB採用って・・・この端子のケーブル持ってる人いないでしょ。
スマイルゼミは、microUSBとまだマシ。Type-Cだと最高なんですけどね。
タブレット本体だけでなく、専用ケースもスマイルゼミの方が質感が良いです。
左がチャレンジタッチ、右がスマイルゼミ。
チャレンジタッチは、合成皮革というよりビニールっぽいテカテカ。
スマイルゼミの方が、マットで高級感あるよねぇ。
ペン性能、書き心地の違い
タブレット本体だけでなく、専用ペンのスペックも全然違います。
スマイルゼミは三角形、チャレンジタッチは丸形。中身は全く別物です。
チャレンジタッチは、ディスプレイが感圧式なので、
専用ペンも、ただのプラスチックペン。
感圧式(抵抗膜方式)って、ニンテンドーDSでも採用されてたやつ。
押した位置を検知して反応する仕組みであり、
2枚のフィルムで検知する為、
画面にも透明感が無く、傷も入りやすいのです。
※2022年度の新タブレット「チャレンジタッチネクスト」では、
静電容量方式となり、手をついてかけるタブレットになります。
押した場所が反応してしまうので、
手をついて書けないし、別に専用ペンで有る必要も無い。
手をつくとペン先は反応せず、手をついた部分にグジャグジャと線が入る。
手をついて書けないということで、
書き込み問題は端に寄せて解決。アナログ対応です。
一方、スマイルゼミは静電容量方式。スマホでもお馴染みのタイプ。
専用のデジタイザーペンは、電磁誘導方式を採用しているので、
手をついてかける「パームリジェクション機能」だけでなく、
先の太さを筆圧で変えられる「筆圧感知機能」や、
ペン後ろ側に「消しゴム機能」まで付いています。
書き込みの位置も選ばないので、
文字もど真ん中に大きく書けるし、書き心地も全然違う。
ただ、高性能故に、専用ペンじゃないとちゃんと動作しないので、
壊れた時は、余計な出費が発生するのが難点。
→スマイルゼミのタッチペン(デジタイザーペン)故障時の代用ペンと対処法
ちなみに、チャレンジタッチのペン収納は、
外側にゴム固定なので落ちやすい。ペンも丸いので尚更。
スマイルゼミは、内側に綺麗に収納できます。
守られてる感も有るので、持ち運ぶ時も安心です。
デジタル教材の違い
ホーム画面、UIの違い
スマイルゼミは、教材特化のシンプルな画面であり、
チャレンジタッチは、エンタメ感満載。
チャレンジタッチを起動すると、カラフルで楽しげなホーム画面。
キャラクターも動きながら喋りかけてきます。
ホーム画面から、教室へ行くことで、アニメーションが流れたり、
勉強感が薄いままレッスンスタートできるのです。
学年毎にホーム画面は異なり、高学年になるとイラストは控えめですが、
ゲーム的な要素は変わりません。
一方、スマイルゼミは、起動時に早速「きょうのミッション」が表示されます。
必要最低限なデザインで、楽しさよりも分かりやすさを重視。
科目毎に階層分け、どこに何が有るかひと目で分かる。
幼児コースでも、基本的なデザインは変わりません。
→「スマイルゼミ(幼児コース)」を契約して気づいたメリット・デメリット
チャレンジタッチは、楽しげですが、悪く言えば分かりづらい。
スマイルゼミは、逆に分かりやすいですが、楽しげな感じが薄いです。
学習内容、学習量、難易度の違い
チャレンジタッチは、勉強感無く勉強ができるってのが売りであり、
レッスン中のアニメーション動画や音声解説が凄い多いです。
教材開始時にしっかり解説してから問題を解くという流れ。
事前の解説が丁寧なので、後の問題でつまづくことが無い。
一方、スマイルゼミは、アニメーション動画は無いし、
音声が流れるのも英語教材くらいで、基本的に音声解説は有りません。
問題前の解説も少なく、分からないならヒントを見るという流れ。
ヒントも自分で読んで理解しなければならず、子供は間違える事は多い。
その為、間違える→復習で覚えるという流れ。
あと、チャレンジタッチは、選択問題が多く、
スマイルゼミは、書き込み問題が多いです。めちゃめちゃ書く。
スマイルゼミは、算数も書き込むし、数字を書いて入力もできる。
1日の勉強時間の比較として、
我が子は、チャレンジタッチは、1日5分~10分、
スマイルゼミは、標準コースでも1日10分~20分が平均値ですけど・・・
同じ勉強時間でも、問題を解く数は圧倒的にスマイルゼミの方が多いです。
チャレンジタッチは、アニメーション再生時間も長く、
見ている時間も長いし、見ているだけで終わる講座も有るのです。
問題を間違えた時も、アニメでの確認時間が有ったり、
勉強までのハードルが低い分、内容はちょっと薄い気がしました。
また、スマイルゼミには、主要教科の講座だけでなく、
「漢検ドリル」「計算ドリル」も有るから。やっぱり問題数は多い。
チャレンジタッチも問題集は有るけども、紙教材での提供なの。※後述します
スマイルゼミは、学校で教えている前提なので、解説が無い問題は多く、
学校で習っていない≒分からないまま問題に取り組むというパターンが有る。
解説もテキストベースで、動画解説や音声解説も有りません。
春夏冬の長期休み明けだと、学習にズレも生じやすいし、
高学年になると問題も難しいので、ちょっと説明不足な感じを受けました。
まぁ、これはスマイルゼミに限った話でもなく、内容が難しくなれば仕方ない話。
このレベルになると親が教えるのも難しいので、
だから塾に通うわけで、タブレット教材だけで学ぶのは無理が有るのですよね。
というわけで、我が家が併用しているのが「スタディサプリ」。
塾で教える授業を自宅で受け放題で、たったの月額2,178円。
素人の親が教えるよりも、圧倒的に効率が良いし、親子仲も円満で済む。
通信教育との相性も非常に良いと感じました。
→スタディサプリ小学講座を契約して気づいたメリット・デメリット

定期テスト、提出課題の違い
チャレンジタッチは「実力診断テスト」、
スマイルゼミは「学力診断テスト」、
いずれも定期テストが有ります。
テストの難易度も、スマイルゼミの方が圧倒的に難しい。
ウチの子は、スマイルゼミでは、100点を取る事は稀ですが、
チャレンジタッチでは満点を取りがち。
子供もスマイルゼミのテストは難しいって言ってます。
スマイルゼミに無い、チャレンジタッチの利点として、
提出テストの「赤ペン先生」が有ります。
担任の先生が毎月添削して、コメントくれるやつ。
タブレット教材って、自動で丸付けされちゃうデメリットが有るわけで、
赤ペン先生なら、ごまかしが効かないし、
リアルな人が採点することで、緊張感や絆も生まれるのが良い。
タブレットでそのまま提出できるし、結果もオンラインで確認できる。
英語教材の違い
英語に関しては、チャレンジタッチの方が充実していると感じました。
チャレンジタッチの英語教材「Challenge English」って、
もともとは、月額料金+約2,000円の有料オプションだったサービス。
AIスピーキングとか喋る講座も有り、これだけで凄いボリューム。
スマイルゼミの有料オプション「英語プレミアム」よりも濃い。
チャレンジパッドだけでなく、PCやタブレット端末でも利用可能。
Challenge Englishの専用アプリで起動します。
ただ、Challenge Englishは、必須の課題では無いので、
日々の取り組みには反映されず、子供にやらせないとやらないのが難点。
アプリも別アプリなので、進研ゼミの取り組みと連動しないのです。
一方、スマイルゼミの英語は、
主要教科に含まれており、もとから英語問題も有る。
他の科目と同じく、日々の取り組みとしても反映されます。
オプション講座の「英語プレミアム」も有り。
スマイルゼミベースのシステムでそのまま学習できます。
ただ、「英語プレミアム」で英語講座は増えますが、
こちらも日々の学習ノルマとしてはカウントされず。
結局、Challenge English同様に意識してやらせないとやり漏れるのです。
→スマイルゼミ英語プレミアムのメリット・デメリット。英語オプションを解約した理由。
プログラミング教材の違い
プログラミング教材は、両者ともにありますけど、
いずれも必須科目では無く、オマケの講座扱い。
スマイルゼミの方が質は高いけども、特別講座で配信されるのみ。
季節毎にしか更新されないので、コンテンツ量は少ないです。
プログラミングゲームは、チャレンジの方が多いですね。
プログラミング教材って、一種のゲームアプリ、
ウチの子供は好きなようで、気づいたら勝手にやってましたけど、
やらなくてもペナルティは有りませんので。
ゲーム機能の違い
スマイルゼミは、勉強をすると「スター」を獲得でき、
獲得したスターを使って、ゲーム(スターアプリ)で遊んだり、
マイキャラパーツ(着せ替えパーツ)の購入もできます。
毎日スターを獲得して、それを保護者に連絡することで遊べるようになる、
要は、勉強しないと遊べない仕組み。
チャレンジタッチも学習後に「ジュエル」が貰えるシステムで、
ゲーム、アバター、オリジナルマンガ・・・に使えますが、
学習前にもジュエルを使って遊ぶ事が可能。
ゲームも多々あり、ジュエルを消費するゲーム、消費しないゲームも有り。
ゲームをやり過ぎても「目を休めてね」って警告が出るだけ、
永遠とゲームをやることも可能です。
ゲームや特典は、チャレンジの方が多いのですが、
スマイルゼミには、皆で一緒に遊ぶアプリが有る。
うちの子は、スマイルゼミの方で対戦ゲームをやりがち。
スマイルゼミは、アバターの着せかえパーツも豊富で、
我が娘たちは、コレも頻繁に変えて遊んでます。女子3人なので。
スマイルゼミのマイキャラは、カスタマイズできる部分やパーツがとても豊富。
作った、マイキャラは、日々の取り組みでも頻繁に出てくるし、
ランキングもこのキャラで表彰されるので、愛着も湧くみたい。
チャレンジタッチのアバターの方は、自己満足ですからね・・・
教材でアバターが登場する事もなく、ランキングでも名前しか表示されない。
チャレンジタッチの「ジュエル」も余りがち。
強いていえば「オリジナルマンガ」をよく見てるかな。
まぁ、ゲームという点では、どちらも無料アプリの品質。
ただ、タブレット性能という点で、スマイルゼミが上かなと。
付録&玩具の違い
スマイルゼミは、タブレット以外の教材は一切有りませんが、
チャレンジタッチは、定期的に紙の教材、付録、知育玩具も届きます。
まず、最初の入会特典から全然違います。
スマイルゼミは、タブレット一式だけですが、
チャレンジタッチは、入会特典の付録や玩具が大量に届く。
ダンボール箱もポップで、内側までイラストが有る。凄い。
入会時だけでなく、定期的に特典教材も届きます。
スマイルゼミは、問題集やドリルも全てデジタルでの提供ですが、
チャレンジタッチは、冊子の教材も届くのです。
チャレンジタッチには、「努力ポイント」システムも有り、
ポイントを貯めると、努力賞で玩具も貰えますからね。
また、進研ゼミ会員は、電子図書館「まなびライブラリー」も開放、
電子書籍で児童書1,000冊以上が読み放題となっています。
動画10本以上・・・これはオマケです。
チャレンジタッチでも見れるし、
他の端末(タブレットやPC)でも、
WEBブラウザで会員ページへログインすれば閲覧できるのです。
スマイルゼミの方は、ホント最初にタブレットしか届かないので、
契約していることも忘れるくらいの放置プレイ。
この辺は、さすが老舗のベネッセといったところです。
保護者サポートの違い
チャレンジタッチは「おうえんネット」、スマイルゼミは「みまもるネット」。
いずれも保護者専用の管理画面で、子供の進捗状況を把握できます。
ただ、この使い勝手は、スマイルゼミの方が圧倒的に優れています。
チャレンジタッチ確認できるのは、
取り組みの記録、お子様の理解度、提出課題・・・
いずれも、スマイルゼミに比べると情報量が少ないのです。
子供毎に会員ページも異なるので、
兄弟や姉妹がいる場合は、ログアウト→ログインし直さないといけないの。
会員番号とパスワードを入力する手間。
一方、スマイルゼミの「みまもるネット」で子供を一括管理できる。
保護者のアカウントに、全ての子供が紐付いているので、
進捗ページも簡単に切り替えられる。他コースの子供も一括管理できます。
確認できる情報の量も圧倒的に多く、
科目毎の学習状況、学習時間、得意な部分、復習の有無・・・と、
全ての情報が具体的で、分析情報の質も高い。
通信簿を見てるみたいで楽しいの。
スマイルゼミには「みまもるトーク」という、
家族専用のチャットアプリも有り、これも以外に便利でした。
学習、学習終了のお知らせだけでなく、家族の掲示板的にも使えるの。
ちゃんと学習してるってのも分かるし、
文字や絵を使った、謎のコミュニケーションも増える。
スマイルゼミは、お絵かき端末としても優秀なので、
ほんと、よくわからない絵が日々送られてきます。
通信教育歴の違い
スマイルゼミは、ジャストシステムが運営しています。
ATOKや一太郎といった、ソフトウェアを開発する会社。
2012年12月に、スマイルゼミのサービスを開始と、
タブレット学習の先駆けであり、
スマイルゼミにより通信教育への本格参入となります。
一方、チャレンジタッチの進研ゼミは、
教育関連事業の最大手ベネッセが運営しています。
通信教育の老舗であり、ベネッセグループも大企業。
チャレンジも知らない人も居ないハズ。
「学研ゼミ」が終了してしまった今、
通信教育の老舗といえば「ベネッセ(進研ゼミ)」と「Z会」。
チャレンジタッチは、2014年4月に小学1年生から5年生向けで開始し、
翌年、2015年4月に小学6年生コースも登場。
スマイルゼミの後を追う形で、タブレット教材へ参入しています。
ちなみに、Z会のタブレットコースは、
2016年度に小学3年生から6年生向けのタブレットコースを開始。
2020年度に小学1年生、2021年度に小学2年生を開講しています。
Z会は、チャレンジタッチとスマイルゼミとは違い、専用タブレットが不要。
遅咲きながらその評判は非常に良く、
2020年度、2021年度イード・アワードでも最優秀賞を獲得しています。
えぇ、スマイルゼミがタブレット教材No.1では無くなっちゃってるのよ。
→Z会小学生タブレットコースを契約して気づいたメリット・デメリット

スマイルゼミとチャレンジタッチまとめ
楽しく学ぶという点で、チャレンジタッチは良く考えられています。
アニメーション&音声解説、ゲーム性の有る問題と、
勉強感の無いまま学習に取り組めるし、なにより楽しそうな雰囲気が有る。
デジタル以外の紙教材や付録、知育玩具も満載で、
英語、プログラミングと、本科目以外のボリュームも多過ぎるほどに多い。
目に見える物量も多く、月額料金が安いのでお得感も有ります。
玩具の質はともかく、知育玩具が有るだけで、
子供はテンション上がり、子供は興味も持ちますからね。
ただ、デジタル教材という事を重視するなら、
スマイルゼミの方が圧倒的に優れています。
まず、根本的なタブレット性能が段違いなわけで、
タブレットで一元管理する仕組みも、しっかりと構築されているなと。
その代わり料金が最大のデメリット。トータルで見ると高額なのです。
→スマイルゼミ小学生コースを契約して気づいたメリット・デメリット
シンプルな画面で、保護者が把握しやすいだけでなく
子供自身も何をすべきか?分かりやすい。
間違ったところが分かる→復習しやすい仕組みが有る。
繰り返しやり直すことで、知識も定着すると思っていますので。
チャレンジタッチは、アニメーションが豊富で、
解説も丁寧、勉強している感じは無い・・・
これって一長一短なのですよね。
子供も、最初こそチャレンジタッチは楽しいと言ってましたが、
数ヶ月もすると、アニメ解説スキップが面倒になったようで、
タブレット性能の低さからページ切り替えも遅い。
通信講座って、少なからず「ノルマ」的な要素が有るから、
サクサクできるに越した事も無い。
復習するにもアニメは無いほうが良いのかなと。
紙教材も届くとはいえ、デジタル×アナログでは管理も大変、
紙教材の進捗は把握できないし、実際やり漏れも有りました。
紙教材なら、紙教材だけの方が親の負担も少ない。部屋も散らかる。
いや、進研ゼミのコンテンツは素晴らしいと思うのですけども、
進研ゼミには、紙教材の「チャレンジ」が有るから。
わざわざタブレット教材を選ぶ必要は無い。
自宅で、iPadとか使っている家庭は尚更、厳しいかなと。
→進研ゼミ「チャレンジ(紙)」と「チャレンジタッチ(タブレット)」両方契約して気づいた大きな違い

チャレンジ選ぶなら、やっぱり紙教材が良い。
アナログならではの利点も有りますので。