アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカーのメリット・デメリット

我が家はヨーグルトの消費量がエゲツない。
私も子ども毎日欠かさず食べるヨーグルト。

ヨーグルトメーカーで、
毎日のようにヨーグルトメーカー作ってますけど、
誰しもにオススメできる機械では無いです。

ヨーグルト好きなら良いですけども、
大量にヨーグルト作れても困りますので。
レビューしておきます。

アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカーの種類と違い

ヨーグルトメーカーで一世を風靡した、アイリスオーヤマ。
まず、この型番が分かりづらいです。
公式サイトでは「KYM-013」と「IYM-012」のみ紹介されており、
プレミアムと表示されているのは旧型の「IYM-012」。

上位モデルは「KYM-013」なのです。
この「013」という数字のルールも適当です。

「KYM-03」が、フルスペックモデルであり、
「IYM-013」は、本体が一緒で、付属の水切りカップが1個増えるだけ。
別に1個でも問題有りません。

「KYM-15」は「KYM-03」と全く一緒。
「IYM-014」と「KYM-014」は、「KYM-03」の廉価版です。

というわけで、違いという違いが無いので、
悩むなら「KYM-03」か「IYM-013」を買えば良い。

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少しでも安くしたいなら廉価版の「IYM-014」。

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自動メニューは減りますが、
温度調節は可能なので、実際に作れるメニュー数は大差有りません。

アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカーのメリット

安く大量に作れる

ヨーグルトを作るのに必要な材料は、
牛乳1パックと、種となるヨーグルトのみ。

牛乳は、1000mlの牛乳（無調整）と、
プレーンのヨーグルト100ml。
実費200円ぐらいで、ヨーグルトが1Lも作れるのです。
※低脂肪や加工乳では、上手く作れません。

500gで売ってる特売ヨーグルトを狙わずとも、
ヨーグルトを量産できるわけで、
R-1ヨーグルト、ガセリ菌sp株ヨーグルト、ギリシャヨーグルト・・・
高額なヨーグルトほど、お得な気分も味わます。

ヨーグルト以外も作れる

IYM-013は、自動メニューが豊富なので、
材料をセットするだけで、簡単に様々なメニューが作れます。

温度設定は1℃刻み、時間設定は1時間刻みで、
細く設定できるので、様々な発酵食品も作れます。

食事メニューのレシピも豊富にありますし
65度で1時間もやれば、キレイな温泉卵も大量に作れます。

簡単で手間が無い

アイリスオーヤマのヨーグルトメーカーは、
牛乳パックのまま、ヨーグルトが作れます。

専用容器に移す手間が無いのは、非常にラク。
事前に殺菌するのは、かき混ぜ棒、クリップぐらいなの。

牛乳とヨーグルト（スターター）は9：1の割合。
牛乳1パックから、牛乳を100ml取り出し、
代わりにスターター（種菌）となるヨーグルトを100ml入れて、よく混ぜる。

クリップで牛乳の口を塞ぐ。

あとは、ヨーグルトメーカーにセットして、
「自動メニュー」の「プレーン」を選択し、スタートボタンを押して放置。

9時間後に勝手に完成しているのです。

アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカーのデメリット

仕上がりが安定しない

ヨーグルトメーカーは、菌を発酵させるというわけで、
部屋の室温や湿度によって、仕上がり具合が変わります。

同じメーカーの同じ牛乳、ヨーグルトで作っても、
作る時期で出来上がるヨーグルトが、微妙に違うのです。

ヨーグルト以外の発酵食品も、仕上がりに差が有るのです。
一般家庭では、部屋の温度管理は難しく、
寒ければ発酵が遅くなり、暑ければ発酵が進み過ぎる。
例えば、カスピ海ヨーグルトは、室温30℃以上では作れません。
ヨーグルトメーカーは、放置で作るもの。
人が居ない冬場のキッチンとか、寒くなりますからね。

使用環境温度は、5～35℃という指定が有りますが、
使う牛乳の温度も指定が有り、
冷蔵庫から出した直後の牛乳じゃないとダメ。

ヨーグルトの種菌は繰り返し使えない

作ったヨーグルトを再び種菌にすれば、
エンドレスでヨーグルトを作れる。
と思っていたのですが、
ヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトは、
次のヨーグルトを作る際には、種菌として使えません。

ヨーグルトを繰り返し使うことで、
ヨーグルトの種菌が弱る。
だけでなく、他の菌も繁殖しやすくなるので、
衛生的にも問題なのです。

私は、二度目もトライしましたけども、
1度目よりも柔く仕上がってしまい、味も微妙でした。
使い切りの方が、安心であり、
失敗すると、牛乳1本無駄にしますので。

細菌も繁殖しやすい

ヨーグルトを作るの温度は42度。
これって、雑菌も一番繁殖しやすい温度。
30～50℃で腐敗が進行するってのは、保温調理器で学んだこと。

→食中毒と腐る夏。保温調理器シャトルシェフの注意点。

雑菌が入ってしまうと、ヨーグルトが上手く作れないだけでなく、
変な臭いもするし、お腹も痛くなるのです。
ヨーグルトって、もともと酸っぱい臭い。
状態もトロトロトロしているし、
腐ってるのか？ヨーグルトなのか？判断もしづらい。

というわけで、調理するときは、なるべく雑菌を入れない。
使う容器や道具は、しっかりと殺菌する。

牛乳パックを開ける時、ヨーグルトを入れる時に、
パックの内側を触らない。

ヨーグルトメーカーの中も、使ったら消毒する。

作ったあとに、放置してしまうのもダメ。
夏場は、ちょっとの時間も危険です。

作るタイミングが難しい

ヨーグルトを造るには、9時間保温する必要が有る。
9時間後に完成したら、すぐに冷蔵庫に入れないといけない。
半日後の予定を、逆算して準備しないとダメないのです。

放置してしまうと、発酵し過ぎてしまうし、
上述したように、腐敗する可能性も高くなる。
日中、作るのも難しいのです。

というわけで、我が家の場合は、
就寝前にセットしています。

就寝前なら寝るだけ。
9時間なら、寝る1時間前後にセットし始めれれば、
睡眠時間7～8時間という素晴らしい生活リズムも崩さない。
結果、肌荒れも防げるのです。

作れ過ぎる

アイリスオーヤマのヨーグルトメーカーは、
牛乳パックをそのまま使って作るので、
出来上がるヨーグルト量は、500ml、1000mlの2パターン。

節約したいからわざわざヨーグルトを作ってるわけで、
せっかくヨーグルト作るなら、たくさん作りたい。
恐らく、ほとんどの人が1000mlで作るかと。

ただ、1000mlってのヨーグルトって意外と消費が大変。
ヨーグルトって器に入れるのも面倒で、子どもにも出し忘れがち。
手作りヨーグルトの賞味期限は約1週間が目安・・・
とは言いますが、やはり手作りなので、早めに消化しないと不安。
保存状態で、菌の繁殖具合も変わるわけですから。

あと、縦長の牛乳パックなので、
ヨーグルトは非常に取りづらいです。
スプーンを突っ込んだら、手も汚れちゃうし、雑菌も入っちゃう。

最後までキレイに取るのも至難の業なのです。

必要な菌が培養できてるのか？

R-1ヨーグルト量産できるなら・・・
と思って、何度もR-1ヨーグルトを量産しているのですが、
やはり仕上がりにバラツキが有るわけで、
ホントに「R-1乳酸菌（1073R-1乳酸菌）」が培養できているのか？
確認する術がありません。

明治の公式サイトよると、
一般家庭では同等のヨーグルトは作れないとのこと。

Q.プロビオヨーグルトＲ－１を種菌にしてヨーグルトを作ることはできますか？

A.プロビオヨーグルトR-1を種菌にしてヨーグルトを作ることはできます。

ただし、プロビオヨーグルトR-1の特徴である1073R-1乳酸菌が作り出すEPS（多糖体）の量は、原材料や発酵条件等により異なります。
一般家庭ではこの商品と同等量のEPS（多糖体）を作り出すことができないと考えられます。

そのため、当社で生産しているプロビオヨーグルトR-1をお召し上がりいただくことをおすすめします。

プロビオヨーグルトＲ－１を種菌にしてヨーグルトを作ることはできますか | 明治 | Q&A お客様の質問にお答えします

ただ、普通のヨーグルトで作るよりも、
R-1ヨーグルトの方が、とろみが有って美味しいので、
きっとR-1菌も増えてると信じて、食べております。

ヨーグルトを手軽に上手く作るコツ

ヨーグルトを作る際に気をつけるべきは、
とにかく余計な菌を入れないこと。

よく、手を洗って、道具を殺菌する。
雑菌の侵入を防ぐために、開封直後の牛乳&ヨーグルトを使う。
牛乳パックにヨーグルトを入れた後は、
牛乳パックの内側を触らないように、よく混ぜる。
そして、出来上がりのアラームが鳴ったあとは、スグ冷蔵庫に入れる。

スターターに使うヨーグルトは、
500mlの大容量ヨーグルトではなく、
100mlの小分けパックを使うと、計量する手間も省けます。

900mlの牛乳と、100mlのヨーグルト。
9：1の割合が基準ですが、ヨーグルトは多少多くても問題なく作れます。

種菌におすすめのヨーグルト

種菌に使うヨーグルトにより、出来上がるヨーグルトも全然違いましたので、
備忘録がてら、オススメのヨーグルトをまとめてみました。
値段が高いヨーグルトの方が、なんか美味しい気はしますね。

森永ビヒダス便通改善

便秘改善に効くという「ビフィズス菌BB536」が入ってるヨーグルト。
出来上がりは、粘り気のあるヨーグルト。
他のヨーグルトで作るよりも粘度が高く、まったりとした食感がとても好み。

明治プロビオヨーグルトR-1

強さひきだす乳酸菌「1073R-1乳酸菌」が使われているヨーグルト。
出来上がりは、すこし柔らかめ。
「ビヒダス便通改善」ほどのトロっと感はないですが、
ヨーグルトらしい味になりました。

明治プロビオヨーグルトLG21

胃で働く乳酸菌「LG21乳酸菌」が使われているヨーグルト。
仕上がりは、少し固めであり、
可もなく不可もなく、昔ながらのよくある普通ヨーグルトという感じ。
「ビヒダスプレーンヨーグルト」とか「ナチュレ恵」とかに近いかな。

ヨーグルトメーカーまとめ

我が家の場合は、家族みんなでヨーグルト好き。
ヨーグルトを日課で食べるなら、だいぶ節約できます。
日々ジャブジャブ食べれるのは、贅沢な気分。
ヨーグルトメーカー自体も格安ですからね。

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私も、シリアルにヨーグルトをかけるのが日課であり、
オールブランにケチらず使えるってのは、気分も腸にも良いのです。

→ケロッグ オールブランシリーズの食物繊維量と違い。ケロッグシリアルの種類。

ただ、ヨーグルトメーカーは、
菌を繁殖させて作るということを忘れずに。
作ったヨーグルトの保管にも気を使いますし、
ちょっと変だなと思うなら、食べないのが無難です。

いろいろな発酵食品も作れる・・・っていっても、
日常的に使うのは、温泉卵くらいですね。
温泉たまごも買うと高いですから、卵好きにもオススメです。