バーミキュラのフライパンレビュー。購入して気づいたメリット・デメリット

バーミキュラフライパンレビュー

待ちに待ったバーミキュラのフライパンが到着して、

あれやこれやと試すうちに早1ヶ月。

 

鋳物×ホーローという今までに無いフライパン。

高温に特化してるってのは分かったけども、

実際の使い勝手はどんなもんか?

家族で日常的に使って気づいた点もありましたので。

バーミキュラーフライパンのメリット

高温×蓄熱性がスゴい

バーミキュラといえば、鋳物ホーロー鍋。

熱伝導性に優れた鋳物(鉄)は、錆びやすいのですが、

ホーローコーティングにより、錆びにくく焦げにくく扱いやすく、

鋳物ならではの使い勝手の悪さをカバーしたもの。

ストウブや、ル・クルーゼとの違いは、

密閉性、3層ホーローコーティングの遠赤外線効果。

あとは日本ブランドといったところか。

 

この技術フライパンに生かしたのが、バーミキュラフライパンであり。

蓄熱性が高い鋳鉄 × ホーロー加工での遠赤外線効果、

エナメルサーモテクノロジー、水がなじむ特殊な性質のホーロー・・・

という分かりづらい話は置いといて、

とりあえず一番の売りは高温×蓄熱ということ。

 

実際、違いを感じたのが焼き料理炒め料理。特に肉と魚の焼き目が凄い。

鶏皮がパリパリよりも、ペリペリのサクサク。春巻きの皮みたいになる。

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焼く面って下側になるので、どうしても蒸し焼きみたいになってしまうのですけども、

それでも高温で水分が飛んでるということなんでしょう。

鶏のソテーは仕上がりが明らかに違いました。

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炒め物も、水分が飛びまくる。パチパチという音。

水分の出やすい「もやし炒め」も、ホント手早く上手く出来上がるし、

玉ねぎのみじん切りの水分飛ばしとか、下ごしらえの時間も短縮できる。

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これが家庭用のコンロ、火力の弱いコンロでもできてしまう。

熱源もガスだけでなくIHにも対応している。

 

バーミキュラは、高温にも強いっていうメリットがあり、

温度気にせず、フライパンを熱しておける。

テフロン、プラチナ、マーブル、ダイヤモンド、チタン・・・といった、

フッ素加工コーティングのフライパンは、基本的に高温NGであり、

空焚きや強火でコーティングもスグ駄目になる。

フッ素は、高温による有毒ガス発生の心配も有るからね。

デザイン・コンセプトが素晴らしい

バーミキュラの鍋がなんであんなに売れたのか?

って言ったら、やっぱり機能よりもコンセプト。

世界一を目指す鍋でのブランド力も有るわけで、

フライパンもこんなに売れている。

 

機能だけでは無くデザインもこだわっているわけで、

フライパンも格好良い。所有欲を満たすデザイン。

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敢えて見せる為のフック。

取って部分に天然木を使ったのも、見た目を意識したのかなと。

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フライパンの蓋もオシャレ。

立たせるだけで画になる。手持ちも無駄に鋳物ホーロー。

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フライパンの蓋まで考えてのデザイン。意味もなく立たせたくなる。

バーミキュラフライパンのデメリット

上級者向きの「くっつく」フライパン

油を敷かなくても食材がスルスル動く。

あれはフッ素加工のフライパンだからできること。

バーミキュラのフライパンは、

なにも考えずに使ったら、スンゲーくっつきます。

 

ホーロー加工はくっつかないというわけでなく、

油馴染みをさせれば焦げ付きにくいというだけ。

油を使わなければ焦げまくりますし、

ノンオイル派のヘルシー思考の人にもオススメしません。

はじめてのフライパンにも辞めた方が良いと思われます。

 

では、くっつかない使い方はというと、

湯気が上がるまで熱してから、油をなじませて弱火にする。

調理始める前に、約2分の事前準備が必要です。

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これは何もバーミキュラのフライパンに限ったことではなく、

鉄、ステンレス、銅、セラミック・・・等のフライパンでも同じこと。

 

そもそもフライパンというのは、

接する面が高温になることにより、食材がくっつきにくくなります。

タンパク質系の焼き物は、熱凝着を避け、一気に葉面を焼き固める。

くっつかないというよりも、くっついても簡単に剥がせるという感じです。

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チャーハンとかも、たっぷり油を馴染ませないと、全面ビッシリくっつきます。

これでも頑張った方です。

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使い勝手は鉄フライパンと似ている。見た目も黒いから特に。

ホーローは強度が低い

ホーローコーティングしてあるので、錆には強いですが、

ホーローはガラス。耐久性や強度は低く、傷に気をつけなければいけません

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強い衝撃に弱いので、フライパンはブツけては駄目。

使える調理器具も、木、シリコン、ナイロン系の調理器具に絞られます。

金属製の調理器具はNG。これはテフロン加工のフライパンと一緒。

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フライパンを洗う時も、ゴシゴシ洗えません。

研磨剤、金だわしの使用もNGです。

鉄やステンレスなら、傷も傷せず磨けるんですけどね。

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また、バーミキュラのフライパンは、

表面も特殊加工でザラザラしているので、汚れも上手く取りづらい。

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水を沸騰させても、思ったほど落ちないし、

イチイチ重曹を使って落とすってのも手間ですからね。

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ステンレスなら、表面ツルツルで簡単に汚れもとれるんだけども。

 

ホーローが割れた場合の再コーティングは有料であり、

メンテナンスしてもらうには送料も必要ですからね。

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メンテナンス料金だけで、他フライパンが買えてしまう。

一生使うつもりで育てるなら、シンプルな素材のフライパンのが良いのかなと。

ウッドハンドルも耐久性という面では不安ですからね。

一番大きいフライパンは26cm、ファミリーには向かない

家族で日常的に使うなら、フライパンサイズ26cmは小さいです。

フライパンサイズが大きくないと、せっかくの高温も無駄になります。

 

チャーハンやもやし炒めが美味しくできると言いますが・・・

このサイズだと、チャーハンが美味しくできるのは2人前まで、もやしも1袋まで。

2人前以上のご飯を入れたら、水分も全然飛びません。

炒め物、焼き物、スペースが無ければ全て蒸し焼きになる。

 

そもそも、チャーハンって大きいフライパンで作るだけで、

混ぜやすく、水分も飛ぶので、だいぶ美味しく仕上がるんだよね。

 

魚の切り身も2枚で限界。

ちょっと大きいと、端のほうが浮いちゃう。綺麗に焼き目が付けられない。

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ハンバーグも頑張って5個。ヘリの角度もキツイので思ったよりも入らない。

フライパンにもくっつきやすいので、気兼ねなくバンバンとも入れられない。

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ワンサイズ小さい、24cmのフライパンも有りますが、

深めなのでフライパンっというよりも、煮込み用。

煮込み用のフライパンなら、別にバーミキュラじゃなくても、

フライパンじゃなくても・・・とか言ったら駄目。

鉄よりも重い、振るフライパンでは無い

バーミキュラのフライパンは、鉄のフライパンに比べたら断然重く、

多層式のステンレスフライパンと同等の重さ。

26cmサイズで1.1~1.2kg。これに食材が入ると凄い重いです。

 

同サイズの中華鍋よりも重く、

フライパンのヘリも立っている角型で、しかも浅い

フッ素加工のフライパンと比べてしまうと、

異様に重く、滑りも悪いので、

ぶん投げてのフライ返しは非常にやりづらい。

サイズも小さいので、フライパンを振りも小さくなり、

こぼれやすくもなる。

 

というわけで、フライパンを振り回して炒めるよりも、

置きながらじっくり焼く料理のが向いていると思いました。

ホーローなので、あんまり振り回して、ガチャガチャさせたくも無いですからね。

 

鋳物ホーロー製品の中では、薄くて軽いのかもしれないのですが、

別に厚くて重いのが悪いというわけではなく、

重さと蓄熱性は比例する傾向にあり、熱の均一性も増しますからね。

 

まぁ、だからこそバーミキュラの鍋が素晴らしいわけで、

この辺は一長一短といったところでしょうか。

ハンバーグ焼くなら、バーミキュラ鍋でも良いわけですし。

 

ちなみに、蓋も自立するけども安定性は悪い。

重くて幅をとるし立てづらいので、料理中は立たせる余裕もない。

フライパンスタンド使った方が、ラクで間違いない。

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バーミキュラフライパンの感想まとめ

話題のフライパンってことで、とりあえず買ってみましたけども、

やはり万能なフライパンなんて無いわけで、

鋳物(鉄)ホーロー(ガラス)の特性は理解した方が良いかなと。

 

バーミキュラの売りは、高温で焼ける。これに尽きる。

ただ、高温だから何でも上手くできるわけでは無いので勘違いしないように。

フライパンはくっつくし、ホーローならではのデメリットも有る。

ホーローは強度が弱く、調理やメンテナンスにも気を遣わないと駄目。

油馴染みはせず非常に重いので、中華鍋の代用にもなりません。

 

実際のところ、フッ素加工のフライパンだって、

気をつけて使えば十分コーティングも持つわけで、

気軽に買えるから、適当に使ってる人も多いんじゃないかと。

私もすぐに駄目にして、毎年買い替えてましたから。

アイリスオーヤマのダイヤモンドコートパン購入。ティファールとの比較レビュー。

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フライパンって「くっつかない」を求めてしまうんだけど、

あの油無しのスルスルは、フッ素加工のフライパンならでは。

基本的に、焼いたらくっつくのがこの世の中ですからね。

 

耐久性、強度、使い勝手で考えるとなると、

ステンレスが、気にせず使えて良い。

ステンレスコーティングが最強なんじゃないかと。

ダッチもステンレスにしたけども、とにかくストレスが無くなりました。

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アルミの熱伝導性を活かし、多層式なので焦げ付きづらく、ひっつかない。

焦がしてもステンレスなので、気にせず洗えますので。


我が家はフィスラー、ビタクラフト、ジオプロダクトと使ってきましたが、

全面多層式日本製の「ジオプロダクト」が多いです。

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精密な蓋まで付いて、無水調理まで可能という素晴らしさ。

全面ステンレスなので、そのままオーブンにも入れられます

 

アルミの熱伝導性を活かしつつ、多層式なので焦げ付きづらく、

焦がしてもステンレスなので、気にせず洗えますので。

 

いや、バーミキュラのフライパンも悪くは無いんですけども、

優先的に揃えるなら、多層ステンレスかなって。

バーミキュラは、ホーローということを理解して。

まぁ、デザインは良いので、とりあえずテンションは上がるんだけども。

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洗練されたデザインで、キッチンの見た目も良くなる。

料理の見た目は重要だし、作った調理器具の見た目で味も変わる。

人間の味覚って、そんなもんだとも思ってます。

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